akane
2018/12/25
akane
2018/12/25
世界10ヶ国のべ100万人以上が感動した“ほめ育”と、幼稚園・保育園・こども園で3700回以上の講演・研修の実績を持つ幼児教育のプロが生み出した“究極の子育てメソッド”として話題の書籍『最上のほめ方』(12月刊)より、子育てに役立つヒントをご紹介。
同書の著者・一般財団法人ほめ育財団 代表理事 原邦雄さんが、「我が子をほめて伸ばすコツ」について解説します。
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「我が子の長所が分からない」「ほめるところが見つからない」という状態は、「親御さんの心が満たされていない」という、シグナルのようなもの。どのお子さんにも長所がありますから、それを親御さんが見落としてしまうのは、とてももったいない事です。
とはいえ、人は、自分を認める程度にしか相手を認めることができません。ですから、相手を認めほめるために、まず自分が自分を認めて、満たしてやる必要があるのです。
そこで有効なのが「自分ほめ」です。
「自分ほめ」のやり方は5つのステップでお伝えします。
準備編のときと同じようにとても簡単です。
この記事を読まれる方は、育児真っ最中で忙しい日々を過ごされていると思いますが、短時間で効果が出るものですので、ぜひ今日からやってみてください。
ステップ1 「私はがんばっている」とつぶやく
まず、口元に手を当てて「私はがんばっている」とつぶやいてください。これだけでOKです。自分で自分を満たすためにやることなので、最初は「がんばっている自分」を自分で認めてあげましょう。
「そうでもないかな?」と思う必要はありません。まずは素直に一言、つぶやいてみてください。
ステップ2 「自分で自分をほめるとしたら、どんな言葉をかける?」と質問する
次に「自分で自分をほめるとしたら、どんな言葉をかける?」と質問してみてください。これは具体的なセリフで想像してみてください。
この質問をして脳がほめ言葉を検索している時間も大切です。脳がプラスのフォーカスになっていることを意識してみてください。
ステップ3 言葉をかけながら体(耳や手のひら、足など)を触ってあげる。間があればストレッチ
続いて、「がんばってるね」や「お疲れさま」と言葉をかけながら、自分で自分の手や耳、顔、腕、太ももなどに触れて、がんばってくれている体をほめてあげてださい。
もしも余裕があるときはストレッチをしながらでもOKです。ストレッチは自分なりに知っているものや習っているものがあれば、それを使ってもらって構いません。
ステップ4 小さなご褒美を作る
そして、自分へのご褒美を作りましょう。
準備編のステップ4で「好きな食べ物」や「最近、ハマっていること」を思い浮かべてもらったと思いますが、これを自分のご褒美にすると簡単でしょう。
自分へのご褒美は定期的に行ってください。小さなものであれば週に1回定地、ちょっと贅沢だと思うのであれば月1回で大丈夫です。お財布とスケジュールに無理のない範囲でやってみましょう。
ステップ5 寝る前に1分「今日、がんばったこと3つ」を振り返る
最後は、寝る前に1分でいいので「今日、がんばったこと3つ」を振り返りましょう。できれば紙に書き出すのがいいです。そして、できれば紙は書き溜めていってもらいたいと思います。
最初は3つを思い浮かべるだけでも効果があります。具体的に自分ががんばっていることを思い浮かべ、「よくやった」とほめてあげてください。
「今日、がんばったこと3つ」を振り返ると書きましたが、最初のうちは「一日1ほめ」でOKです。
慣れてくると徐々にほめる回数が増え、また質も上がり、やがては当たり前のようにできるようになりますが、スタートするときは「一日1ほめできればOK」とハードルを下げてください。そうすることで、無理なく続けていけます。
もしも「できない」と思ったら、「今日はどんな一日だったかな?」「朝から本当に大変だったけど、やっと一日終わった……」と、振り返るだけでもかまいません。
「ほめて伸ばす子育て」のためにも、ぜひ今日から「自分ほめ」取り入れて、ご自身の心を満たしてあげて下さいね!
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この記事は『最上のほめ方 自己肯定感を高める4つのステップ』を基に作成しました。
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