BW_machida
2021/06/08
BW_machida
2021/06/08
現在、『STORY』のライターとして活躍するモモさん。仕事を始めたばかりのころは、泣きながら帰宅したことや、プレッシャーと疲労から睡眠薬が手放せなくなったこともあったそう。その苦境を乗り越え、今では生き生きと働いているモモさんは、仕事にどう向き合っているのでしょうか? 「Chapter3 仕事編」にある相談と回答からモモさんが実践する仕事を楽しむ方法を読み解きます。
1.自分が頑張れることを見つける。
Q.
仕事のモチベーションが下がる一方で悩んでいます……。
半年以上こんなです。
A.
仕事って、モチベーションが下がるって
思い続けたらずっと下がると思います。
仕事だから、自然と楽しくなることは
難しい。だから何か自分で楽しめること、
頑張れることを見つけないと
モチベーションって上がらないと思います。
それができない仕事なら、
転職を考えるのもアリかと思いますよ。
仕事って生活の大半を占めるから、
頑張れないと辛いですよね。頑張ってください!
2.完璧を求め過ぎない。
Q.
仕事に完璧を求めすぎて、周りに対してイラっとしちゃうことが多いです。
力を抜いて仕事をしたいです。
A.
自分はずっと完璧なのか?
絶対に間違えないのか?ということを考えると
許せたり、違う気持ちになるかと。
完璧なのが必ずしもいいとも限らないし、完璧でないことから
何か生まれることもあるから。
それに相手に求めすぎて
イライラすると、
自分と仕事をしたいと
思う人が減ってしまうから、
嘘でも笑顔で。そのうちちゃんと穏やかに、
いつもの笑顔でいられるようになるはず!
「男運がない」と自称するモモさん。若いころは借金のある彼氏に苦労したこともあったとか!? その後、誠実な男性に出会い結婚するも、結婚生活は順風満帆とはいかず15年後に離婚。山あり谷ありの道を歩んできたモモさんが辿り着いた恋愛&結婚観とは? 「Chapter4 恋愛&結婚編」には、モモさんだからこそ語れる金言が詰まっています。
穏やかな幸せは、貴重なモノ。
Q.
優しくいい人な彼。しかしときめきません。
アラサーで、このままでいいのか悩んでます。
A.
どんな恋愛がしたいのか。
ときめきってなかなか長続きするのも難しいし、
結婚したらずっとときめいているのは
もっと難しいかと思います。
一緒にいて落ち着いて、もっといたいとも思わないなら、
ほかの人を探したほうがいいかもしれないですが。
ただ、結婚は生活でもあるから優しくていい人が
結果いちばんいいような気がする。。
いつもドキドキしていろんなことがあるのは疲れちゃう。
穏やかな幸せって
意外と貴重です。
自分を幸せにできるのは、自分。
Q.
日那さんといても寂しい。
ひとりでいる寂しさより、2人でいて寂しいなんて。
どうしたらいい?
A.
ひとりで寂しいのは当たり前。
ひとりになって、2人で寂しいのがいちばん辛かったと思っています。
何人でいても孤独なときは孤独なんですよ。
幸せになるには、執着しない、人に期待しない、
人と比べない、自分を好きになる。
10年以上別居している間、ずっと苦しくて寂しいときに出た結論です。
期待しなくなったらすごく気持ちが楽になって、
自分らしく生きられるようになりました。
自分の人生が不幸と思わないことです。
小さな幸せに感謝していくと寂しくなくなると思います。
自分で自分を楽しませてあげる。
幸せの価値観を自分で決める。
これしかないなって。
ポジティブになるには、まず身の回りの言葉から。モモさんは、あえて独特の言葉を使うことで自分を前向きに保っているそう。言いにくいことを言うとき、ネガティブなニュアンスを和らげたいとき、自分を奮い立たせたいとき、モモさんが使っている言葉でいちばん印象的なものをひとつ紹介します。
「やるしかねぇんだ」
逆境にあって、是が非でもどうにかしなくてはならないときに自分を励まし奮い立たせるのに有効。
【用例】
「食べるしかない」
→「食うしかねぇんだ」
解説:お腹いっぱいだけど、そうは言えない会食の際、心の中で唱えましょう。ちょっと間の抜けた「~ねぇんだ」の語感がシリアスな状況にもユーモアを添えて励ましてくれます。
「行かなければいけない」
→「行くしかねぇんだ」
解説:目が覚めたら、既に家を出なければいけない時間になっていた朝。絶望の起床時にも、「行くしかねぇんだ」と呟けば遅刻の恐怖が和らぐはず。
「やらなきゃいけない」
→「やるしかねぇんだ」
解説:いつまで経っても終わりの見えない仕事に取り組んでいるとき。「もう投げ出してしまいたい」と思ったら、声に出してみましょう。折れそうになった心に余裕を取り戻してくれます。
【著者情報】
川上桃子 かわかみももこ
1974年生まれ。37歳のときに雑誌『STORY』の公募からライターに転身。女性誌を中心にファッション、美容、エンタメなどのジャンルを手掛ける。’18年から始めたインスタライブで人気に火が着き、現在では商品開発、イベント出演など活動の場を広げる。オンラインサロンの会員数は1,100人。ファンの愛称は“モモラー”。
Instagram:@momoko.kawakami.29
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