作家・近現代史研究者
1984 年大阪府生まれ。慶應義塾大学文学部卒業、同大学院文学研究科中退。2012年より文筆専業となり、政治と文化芸術の関係を中心に、広く執筆活動を続けている。単著に『文部省の研究』(文春新書)、『大本営発表』『ふしぎな君が代』『日本の軍歌』(以上、幻冬舎新書)、『たのしいプロパガンダ』(イースト新書Q)、『愛国とレコード』(えにし書房)などがある。また監修に『日本の軍歌アーカイブス』(ビクターエンタテインメント)、『出征兵士を送る歌 これが軍歌だ! 』(キングレコード)、『満洲帝国ビジュアル大全』(洋泉社)などがある。
2019/05/13
『昭和天皇 最後の侍従日記』文藝春秋 小林忍+共同通信取材班/著 「何とかして『アメリカ』を叩きつけなければならない」。昭和天皇は、アジア太平洋戦争下の1943年に、こう漏らした。参謀本部作戦 […]
2018/12/26
『情報戦争を生き抜く 武器としてのメディアリテラシー』 朝日新聞出版 津田大介/著 情報戦争。懐かしい響きのする言葉だ。かつて帝国日本は、思想戦や宣伝戦などの名前で、国家間のプロパガンダ戦争に取り組んでいた […]
2018/11/22
『機密費外交 なぜ日中戦争は避けられなかったのか』講談社現代新書 井上寿一 /著 会見用シャンパン代、210.51円。接待煙草代、43円。料亭代、314.70銀弗――。 満洲事変の調査のため、 […]
2018/11/01
『ヒトラーの家 独裁者の私生活はいかに演出されたか』 デスピナ・ストラティガコス /著 北村 京子/翻訳 独裁者は、雄々しく、神聖不可侵で、近寄りがたいだけでは足りない。同時に、気さくで、優しく、親しみやす […]
2018/10/10
『ヒトラーとドラッグ 第三帝国における薬物依存』白水社 ノーマン・オーラー/著 須藤正美/翻訳 戦時下の日本では、苛酷な戦闘や労働をやり抜くため、「ヒロポン」などの覚醒剤が広く使用された。本書は、同じく(い […]
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