内田るん | 本がすき。

内田るんのレビュー

2019/02/27

“自虐ネタ本に見せかけた、同志たちへの共闘宣言”『オタクだけど、オトナなので』

『オタクだけど、オトナなので』光文社推しやし委員会　著／つぼゆり　イラスト最初、担当のMさんからこれが送られてきた時にはショックを受けた。「なぜ、このような、オタ女を面白おかしくイジった […]
2019/02/05

人は正しいことが好きなのではなく、愉しいことが好きなのだ『月3万円ビジネス』

『月3万円ビジネス』晶文社藤村靖之／著さて人生、どうしたもんかな～。と薄ボンヤリ悩んでいるときに本屋に入ったりすると、何か啓示が得られるような気がして、買う予定のない本を買ってしまったりする。というか、 […]
2018/10/30

殺したいほど愛してる……それって本当に「愛」なのか？『あなたにここにいて欲しい』

『あなたにここにいて欲しい』ハルキ文庫（角川春樹事務所）新井素子／著読書好きな友人が「コレ、るんちゃん好きかもよー」って貸してくれたのがこの本なのだけれど、ちょっとちょっと、勘弁してくれよ～って言いたく […]
2018/10/16

恋愛しなくてもいい！？異端の少女漫画が与えてくれる新しい未来『月刊少女野崎くん』

『月刊少女野崎くん』スクウェア・エニックス椿いづみ著パリ旅行の余韻（前回参照）で惚けてたら本読んでなかった！なので今回はフツーに自分の好きな漫画について思いの丈をぶちまけます！よろしく！ […]
2018/09/21

自分の“ローカル”から飛び出さないと、見えないもの『私の浅草』

『私の浅草』暮しの手帖社沢村貞子/著住み慣れた土地というのは気楽だが、ある意味では檻の中なのかも。先日、初めてパリに行ってきました！　父が合気道の仕事がパリであって、フランス語を細々と勉 […]
2018/08/29

父親への憧憬の物語『はつ恋』

『はつ恋』新潮文庫ツルゲーネフ／著　神西清／訳「あなたの初恋の話を聞かせてください」、もしそう訊かれたらなんと答えようか。母親や幼馴染、アニメや漫画のキャラクター。夢中になった相手は数限 […]
2018/07/05

「歳上の女」はズルいほうがいい『ババア★レッスン』

『ババア★レッスン』光文社安彦麻理絵安彦センセーってば、またも強烈なワードで攻めてきましたね～。「ブス」に続いて「BBA（ババア）」。私はなぜ、この2語がこんなにも恐ろしいんだろう…てかこの2語が怖くな […]
2018/06/12

マーロウはRPGの主人公だった……『さらば愛しき女よ』

『さらば愛しき女よ』ハヤカワ・ミステリ文庫レイモンド・チャンドラー/著　清水俊二/訳そもそも私は「小説」というジャンルに懐疑的でした。純文学とか名作と呼ばれてるものを若いうちに読んでおけ―基礎教養だ―み […]
2018/05/31

酒飲み話をただ文字起こししただけ……でも面白い本『酒の穴―酒をみつめる対話集』

『酒の穴―酒をみつめる対話集』シカク出版スズキナオ、パリッコ / 共著外でお酒を飲むのが楽しい季節になってまいりました。皆さんは外飲みしますか？店じゃなくて路上とか公園とか駅前とかで […]