生米からつくる奇跡のチーズケーキ
生のお米をパンに変える魔法のレシピ「生米パン」

話題の生米パンがチーズケーキになって新登場。生米パン開発者のリト先生が、今度は生のお米からチーズケーキをつくっちゃいました! すべて植物性素材使用で、砂糖も卵も使っていないのに、濃厚なチーズの風味がするから驚きです。すごすぎるリトマジックをご覧あれ。
2月20日発売『はじめての生米パン』より特別公開!

 

チーズケーキ

 

 

チーズのようなねっとりとした食感を出すのは米の得意ワザ。チーズを使っていないのに、チーズ風味満点の不思議なケーキです。

 

【材料】丸型(直径12cm・底が取れるタイプ)1台分

[クラスト]
 ● アーモンド(生) *1 … 30g
 ● デーツ … 20g
 ● 塩 … 1 g(ひとつまみ)
 ● 水 … 小さじ1/2

 

[フィリング]
 ● 豆乳ヨーグルト … 300g
 ● メープルシロップ*2 … 60g
 ● 米 … 30g(浸水済40g )
 ● レモン汁 … 5 g(小さじ1)
 ● 塩 … 0.5 g(少々)
 ● ココナッツオイル*3 … 50g
*1:アーモンドプードルでもよい。
*2:または砂糖40g+水20g
*3:固まっているときは温めてから使う。

 

 

【クラストのつくり方】
1
型にオーブンシートを敷く。

 

2
クラストの材料すべてをフードプロセッサーに入れて混ぜる。指でつまむとかたまりになるくらいの細かさまで粉砕する。
* フードプロセッサーがない場合:丈夫なポリ袋にアーモンドを入れて麺棒などで叩いて砕き、別のポリ袋に粗みじん切りしたデーツとともに入れて手でもみつぶしながら混ぜる。

 

ポロポロとした粗い粒が残っている。

 

3
型に2を広げ入れ、スプーンの背で押しつけながら平らにし、全体に敷きつめる。

 

【つくり方】
1
ボウルに、ペーパータオルを敷いたざるをのせ、ヨーグルトを入れてラップをする。冷蔵庫に一晩(8~10時間)おき、もとの半量になるまで水を切る。

 

2
軽く洗った米をボウルに入れ、水カップ1程度(分量外)を加えて2時間(冬場は3時間)以上浸す。
*心配な人は冷蔵庫で。2日に一度水を換えれば、冷蔵庫で4~5日は保存可能。夏場は2~3日で使いきって。

 

3
米をざるにあげ、数回ざるを上下させてしっかりと水けを切る。
*水けが残っていると生地が柔らかくなり過ぎるので注意。また乾きやすいのでミキサーに入れる直前に水けを切る。オーブンを170℃に予熱する。

 

4
Aをすべてミキサーに入れてミキサーで30秒程度回しては止める動作を3~5回ほどくり返す。途中、ミキサーの壁面に飛び散った生地を、ゴムベラでこそぎ落として全体を均等に攪拌する。

 

5
ココナッツオイルを加えて、生地がもったりとしてなめらかになるまでミキサーで攪拌する。

 

ゴムべらを揺らすと落ちるくらいのかたさ。

6
5を、クラストを敷いた型に入れる。オーブンで35~40分、表面にうっすら焼き色がつくまで焼く。

 

7
粗熱が取れたら型から出し、網の上で冷ます。冷蔵庫でしっかり冷やし固めてからカットする。
*冷蔵で3日ほど保存可能。

 

 

白いお米を使った、もっちりふわふわの生米パン。これをベースにさまざまなアレンジができるので、ぜひマスターしてくださいね。

 

連載第1回はこちら

 

 
 


はじめての生米パン
リト史織/著

 

撮影/北川鉄雄

生のお米をパンに変える魔法のレシピ「生米パン」

リト史織(しおり)

ヴィーガン料理家。調理師、クシマクロビオティックインストラクター、米粉マイスターインストラクター、ローフードマイスター、ロースムージーエキスパート、ローフード栄養学1 級と多数の資格を持つ。大学卒業後、現エコール辻東京辻日本料理マスターカレッジで学ぶ。その後、飲食店、洋菓子店などに勤務。出産後、マクロビオティック、米粉、グルテンフリー、ローフードなどについて学ぶ。生米からパンやお菓子をつくることを提案し、自宅サロンにて生米パン講座、生米スイーツ講座、ローフード講座などを開催。パン教室は常にキャンセル待ちで予約が取れないほど の大人気。 「SHIORI’S VEGAN PANTRY」HP
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