akane
2019/02/20
akane
2019/02/20
ココは1辛から8辛まで、辛さのランクが選べるんです。まずは1辛から始めましょう。
「まどろっこしい。一番辛い8辛からいきましょうよ」と激辛料理は平気と豪語する、おとよ。いやいや、舐めてはいけません。徐々に慣らしていかないと。それに空腹状態で辛いものを食べると貧血を起こす場合もあるそうですよ。
「大丈夫ですって!」と奈々に同意を求めるおとよ。けど、奈々はおとよの迫力に押されてしぶしぶ頷いているように見えるんですが……。じゃあ、1つ下の7辛の“地獄の鬼辛麻婆豆腐(税抜1280円)”を注文しましょうか。
出てきた麻婆豆腐は真っ赤で、見るからに辛そうです。世界トップクラスの辛さの唐辛子であるトリニダード・スコーピオンを使用しているのだとか。
一口食べただけで「口の中がヒリヒリとしてきました。おっ、お水ください」と奈々。その目からは辛さで涙が……。
けど、水はあげませんよ。すると、「奈々さんに、そんないじわるしないでください」と抗議してくる、おとよ。
違うんです。ほら、お店の注意書きに「なるべく水は飲まないようにしましょう」って書いてあるじゃないですか!
さあさあ、辛さを紛らわすには、水よりも乳製品や甘いものがおすすめです。練乳やチョコなどが入った、辛さからの“救済セット(税抜800円)”を頼みましょう。
早速、チョコレートを頬張る奈々。あれ、おとよは?
「辛さが後引く美味しさですよ」と麻婆豆腐をつまみに“自家製とうがらし酒(税抜750円)”をキュッと飲んでいるじゃありませんか。
この麻婆豆腐は匂いもきつくて、食べなくても辛そうなのに……。ほんとかなぁと思いつつ、では私も一口……。
って、食べた瞬間、口の中が燃えるよう。これは辛すぎるじゃないですか!そんな風に苦情を言う私に、黙って壁を指差すおとよ。そこには「辛すぎるそんなクレームおことわり」との注意書きがありました。失礼しました。
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