ryomiyagi
2020/05/26
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2020/05/26
2015年
シーズン成績:75勝67敗1分 勝率.528 2位
ポストシーズン成績:CS 1st 2勝1敗 、CS Final1勝4敗
2015年は、原辰徳氏の第二政権ラストイヤーであり、リーグ4連覇を目指したシーズンとなったが、2012年〜2014年までのシーズン3連覇を支えてきたベテラン選手の衰えが顕著であった。その結果、4連覇を逃して2位に終わり、クライマックスシリーズもファイナルステージでヤクルトに敗れた。
野手陣は昨シーズン同様に貧打が課題のままで、チーム打率はリーグワーストを記録した。
長年チームを支えた阿部慎之助はレギュラー定着以来キャリア最低の打率.242 15本 47打点 OPS.784、村田修一は打率.236 12本 39打点 OPS.683という成績で、ともに規定打席には届かなかった。
また、2014年シーズンの終盤に調子を上げながらも、無理のあるプレーで故障をした上で強行出場していた長野久義は、以前のような右方向に強い打球が打てなくなってしまい、打率.251 15本 52打点 OPS.725という成績に。全盛期からは程遠いパフォーマンスに終わってしまった。
坂本勇人も2013年、2014年と同様に守備や走塁のパフォーマンスは非常に素晴らしいものがあったが、打撃面では打率.269 12本 68打点 OPS.754の成績に終わり、かつての輝きを失いつつあったシーズンであった。
投手陣では、3連覇中に先発ローテーションの一角として3年連続二桁勝利を挙げていた杉内俊哉が故障に苦しみ、6勝6敗 防御率3.95で途中離脱という結果に。過去3年間で合計35勝をあげていた内海哲也にいたっては、たったの2勝でシーズンを終えた。
さらに、
一方、新エースの菅野智之は10勝11敗 防御率1.91の成績を残し、初の防御率1点台と入団から3年連続二桁勝利を記録した。しかし、彼の持っている能力から見たら物足らなさがあり、
その菅野に引けを取らない成績を残したのが、新外国人のマイルズ・マイコラスだ。来日1年目の外国人投手としては史上初のシーズン10連勝を含む、13勝3敗 防御率1.92と非常に素晴らしい成績を残した。また、同じく新外国人のアーロン・ポレダも8勝8敗と勝率は五分ながら147イニングを投げて防御率2.94の成績を残し、ローテーションを守った。
新人・若手では、高木勇人がルーキーながら9勝10敗でローテーションを守り、同じくルーキーの戸根千明も46試合に登板し、1勝1敗防御率2.88という成績を残した。2年目の田口麗斗も先発初勝利を含む3勝5敗 防御率2.71の成績を残し、首脳陣の期待に応えた。
また、肩の不調で出遅れていた澤村拓一は抑えに転向し、36セーブを挙げる復活劇を見せて、山口鉄也やスコット・マシソンとともに勝ちパターンを確立した。
翌シーズン以降に向けて若手投手陣や外国人の台頭が目立ったシーズンであったが、この年のオフには原辰徳氏が退任し、現役引退した高橋由伸氏へと監督が引き継がれた。
【主な先発陣】
菅野智之 10勝11敗 179回 防御率1.91
マイコラス 13勝3敗 145回 防御率1.92
高木勇人 9勝10敗 163回2/3 防御率3.19
ポレダ 8勝8敗 147回 防御率2.94
杉内俊哉 6勝6敗 95回2/3 防御率3.95
田口麗斗 3勝5敗 66回1/3 防御率2.71
【主な救援陣】
山口鉄也 60試合 4勝5敗29H2S 防御率2.73
澤村拓一 60試合 7勝3敗3H36S 防御率1.32
マシソン 63試合 3勝8敗28H2S 防御率2.62
戸根千明 46試合 1勝1敗5H1S 防御率2.88
宮國椋丞 39試合 3勝1敗5H1S 防御率2.94
【主な野手陣】
長野久義 打率.251 15本 52打点 OPS.725
坂本勇人 打率.269 12本 68打点OPS.754
阿部慎之助 打率.242 15本 47打点OPS.784
村田修一 打率.236 12本 39打点OPS.683
アンダーソン 打率.252 7本 31打点 OPS.729
片岡治大 打率.244 10本 36打点OPS.672
井端弘和 打率.234 1本 19打点 OPS.610
高橋由伸 打率.278 5本 21打点 OPS.815
小林誠司 打率.226 2本 13打点 OPS.606
立岡宗一郎 打率.304 0本 14打点 OPS.691
亀井善行 打率.272 6本 35打点 OPS.712
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