akane
2019/04/25
消された歴史と太陽の赤
akane
2019/04/25
◎誰が「日の丸カラー」を作ったのか?
◎気鋭の服飾史家が、豊富な史料と取材に基づき、闇に葬り去られようとした赤いブレザー誕生の歴史を発掘。また、なぜ歴史は消されかけたのか、詳細に分析する。「Yahoo!ニュース 特集」でも大きな話題に!
お揃いの真っ赤なブレザーと白のスラックスで行進をする日本選手団の姿は、一九六四年の東京オリンピックの象徴的場面の一つとして、世代を超え、今でも、広く知られている。 この「日の丸カラー」の開会式用ユニフォームは誰がどのような思いを込めてデザインしたものだったろうか?本書では、書き変えられ、忘れ去られてきたこのユニフォーム誕生の歴史を豊富な史料と取材に基づいて紐解いてゆく。
さらに、日本の開会式用ユニフォームのその後の変遷にも光をあて、「日の丸カラー」の継承、迷走、回帰の詳細を多面的に掘り下げていく。二〇二〇年に迫った二回目の東京オリンピックを見据えながら。
1977年東京生まれ。服飾史家。阪南大学流通学部専任講師。JOA(日本オリンピック・アカデミー)会員。学習院大学文学部哲学科卒。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科比較社会文化学専攻博士後期課程指導認定退学。博士(学術)。専門は日本の洋装化の歴史研究。共著に『ファッションは語りはじめた―現代日本のファッション批評―』(フィルムアート社、2011年)がある。
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