ryomiyagi
2020/05/05
才能を見抜き、開花させる育成力
ryomiyagi
2020/05/05
21世紀の新たなる覇者・ソフトバンク。その「強さの原動力」として注目されたのは「3軍育ち」。
育成選手としてプロ入りした、たたき上げのプレーヤーたちだった。
千賀滉大、甲斐拓也、牧原大成、石川柊太、周東佑京、大竹耕太郎――彼らは育成ドラフトで指名され、育成選手としてプロ入りを果たした。
3桁の背番号を背負い、3軍で鍛えられた。
その努力の末に支配下選手の座をつかみ、日本一を支える主力選手としての地位を築く。
球団会長の王貞治は、育成出身選手の活躍ぶりを「大きな夢」と評した。3軍制を取る球団は数あれど、なぜホークスだけが大成功を収めたのか?
王会長をはじめ、多くの選手・関係者への取材を元に解き明かす。その源流は、やはり“あの男”へと行き着いた。
(きせまさのり) 1967年神戸市生まれ。スポーツライター。関西学院大経済学部卒。90年 に産経新聞社入社。94年からサンケイスポーツ大阪本社で野球担当として 近鉄、阪神、ダイエー、オリックス、中日、アマ野球の番記者を歴任。2008 年から8年間、産経新聞大阪本社運動部でプロ・アマ野球を担当。産経新 聞夕刊連載「独立リーグの現状その明暗を探る」で11年度ミズノスポー ツライター賞優秀賞を受賞。17年7月末に産経新聞社を退社。著書に、 独立リーグの四国アイランドリーグplus・高知球団の経営再建とユ ニークな経営戦略を描いた『牛を飼う球団』(小学館)、『不登校からメジ ャーへ』(光文社新書)がある。
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