• 「女性向け風俗」の現場

    彼女たちは何を求めているのか?

    柾木寛

BW_machida

2021/05/25

女性向け風俗の四十代セラピスト、源氏名は柾木。昼の顔は営業マン、夜は新宿・歌舞伎町をはじめとするラブホ街が仕事場だ。彼の元には独身女性・人妻・処女・身体に障がいのある人など様々な女性がひっきりなしに訪れる。そして、性だけの繋がりゆえに、彼女たちは本音を話してくれる。

 

「本当は気持ちよくないのだけど、感じている演技をしているんです」
「痛いのを我慢しています」
「パートナーに性的に満たしてもらうことは諦めました」
「一度でいいので、本気で感じてみたいんです」……。

 

それは、これまでの社会からは決して聞こえてこなかった叫びだ。ほとんどの人が知らない「女性向け風俗」の現場から見えてくる、この国の性のゆくえ。

目次

  • はじめに
  • 第1章 演技に疲れた女性たち
  • 第2章 独身女性の胸の内
  • 第3章 50代からの風俗
  • 第4章 感じない悩み・性交痛
  • 第5章 セックスレスの夫婦たち
  • 第6章 処女のお客様
  • 第7章 中イキを経験させて下さい
  • 第8章 喪失感を抱える障がい者
  • 第9章 ユーザー座談会
  • 第10章 女性向け風俗の裏話
  • 第11章 日本の男女の性、未来予想
  • おわりに
  • 著者紹介

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