BW_machida
2021/06/22
現代医療が生んだ「死の変異」
BW_machida
2021/06/22
抗生物質が効かない細菌「スーパー耐性菌」が世界中で猛威を振るう!
新型コロナウイルスの陰で大きくなりつつある、現代医療への脅威。
2050年には毎年1000万人が命を落とす……!
数年前なら治療できたはずの感染症で、患者が命を落とすようになっている――抗生物質に晒され続けた結果、細菌は変異し、薬の効果を無力化できる「スーパー耐性菌」となっていた。しかも、スーパー耐性菌は至る所に存在し、無防備な私たちを脅かしている……。
スーパー耐性菌に有効な抗菌薬はないのか。ニューヨーク・プレスビテリアン病院の勤務医である著者は未承認の治療薬「ダルバ」の実用化を目指して、世界中の医師たちからも頼りにされる有能な同僚医師と治験への取り組みを始めるが、一筋縄ではいかない医療現場の実情が二人を阻み……。
「ダルバ」の治験が承認されるために必要な情報とは? どうやって治験対象者を選ぶのか? 実際に人間に投与しても副作用はないのか?――治験の取り組むを通して浮かび上がる困難と医師の熱意が生み出すドラマ!
医師、ワイルコーネル医科大学院助教授。ニューヨーク・プレスビテリアン病院では倫理委員会の一員であり、勤務医として働く。これまでの著書に、マイナーリーグでのプロ野球選手時代について綴ったOdd Man Out: A Year on the Mound with a Minor League Misfit、研修医時代を綴ったThe Real Doctor Will See You Shortly: A Physician’s First Year がある。
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