• 教養は児童書で学べ

    出口治明(でぐちはるあき)

子ども向けに本をつくろうとしたらごまかしがききません。つまらないとすぐにそっぽを向いてしまいますから。
だから、いい児童書は、無駄をすべて削ぎ落としたうえで、ていねいにつくってあるのです。
児童書は、子どもの気持ちにならないと楽しめない本ではなく、優れたものは、子どもが子どもとして楽しめるのと同様に、大人も大人として楽しめます。この本で紹介する十冊は、すべて、子どもに読むためだけの本ではなく、大人が純粋におもしろいと思える本ばかりを選んでみました。だから、まずは、大人に読んでもらいたいと思います。(「はじめに」より)

目次

  • 第1章 『はらぺこあおむし』には宇宙がぜんぶ詰まっている。
  • 第2章 『西遊記』は、ハチャメチャだけど愉快痛快。
  • 第3章 『アラビアン・ナイト』でわかる、アラブ人ってほんとにすごい。
  • 第4章 どんな人生にも雨の日があるから『アンデルセン童話』を読む。
  • 第5章 『さかさ町』で、頭と心をやわらかくする。
  • 第6章 『エルマーのぼうけん』には、子どもの「大好き!」がテンコ盛り。
  • 第7章 『せいめいのれきし』で気づく、いまを生きることの大切さ。
  • 第8章 毒があるから心に残る『ギルガメシュ王ものがたり』。
  • 第9章 「効率ばかり追って幸せですか?」と『モモ』は問いかける。
  • 第10章 大人も子どもも『ナルニア国物語』を読もう。
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