akane
2018/02/06
akane
2018/02/06
子ども向けに本をつくろうとしたらごまかしがききません。つまらないとすぐにそっぽを向いてしまいますから。
だから、いい児童書は、無駄をすべて削ぎ落としたうえで、ていねいにつくってあるのです。
児童書は、子どもの気持ちにならないと楽しめない本ではなく、優れたものは、子どもが子どもとして楽しめるのと同様に、大人も大人として楽しめます。この本で紹介する十冊は、すべて、子どもに読むためだけの本ではなく、大人が純粋におもしろいと思える本ばかりを選んでみました。だから、まずは、大人に読んでもらいたいと思います。(「はじめに」より)
ライフネット生命創業者。1948年三重県生まれ。京都大学法学部卒業後、1972年日本生命入社。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを歴任。2008年にライフネット生命を開業。2017年に、代表取締役会長を退任後も、後進の育成など同社を支える。歴史への造詣が深く、『「全世界史」講義』シリーズ(新潮社)、『仕事に効く 教養としての「世界史」』(祥伝社)などの著書がある。また、自身の読書論を綴った『本の「使い方」―1万冊を血肉にした方法』(角川oneテーマ21)はベストセラーとなった。
株式会社光文社Copyright (C) Kobunsha Co., Ltd. All Rights Reserved.