akane
2018/06/19
akane
2018/06/19
私は長男が小学校4年生のときに再婚。長男はいまの夫と養子縁組をしました。その息子も33歳に。先日、おつき合いしている女性にプロポーズしたと言ってきまして、ふと苗字のことが気にかかりました。長男の苗字がこのまま再婚相手の苗字でいいのか、前夫の苗字に戻したほうがいいのか、迷っています。本人も「お母さんと同じ苗字でいいよ」と言うときもあれば、「実の父親の苗字に戻って、あちらの兄弟と行き来するようになれば、そこが自分の居場所かなぁとも思う」と言うときもあり、気持ちが揺れているようです。
いまの夫のお義母さんは、「実の子ではないのだから、長男とは認めたくない。うちの家を継がせたくない」と言っています。この言葉にはちょっとカチンときますが、息子のためにどうするべきでしょうか。まさよさんなら、私たちには見えない世界からのメッセージを受け取れるかもしれないと思い、相談させていただきました。
先に結論を言いますと、苗字はどちらでもかまいません。大事にするべきは、家族の心のつながりで、これがいちばん大切ですね。前のご主人の苗字を名乗ったところで、血がつながっていたとしても、心がつながっていなければ、それは意味のないことだと思います。
苗字は個人を識別するための、もしくは家を継いでいくための、ある種の記号に過ぎません。息子さんが、どちらの苗字を取ろうが、実父・実母の血を受け継いでいる事実が変わることはありません。自分に至る血をつないでくれたご先祖さまを深く思うことこそが大切なのです。
どちらの苗字で結婚するかは、息子さんに決めさせるのがよいでしょう。そして決めたらもう、迷わないことです。
どちらの姓を名乗ったとしても、ご先祖さんの愛もご加護も何も変わらないです。いちばん大事なことは、どちらの苗字を名乗るかではなくて、どうしたらお子さんが幸せに暮らせるか? そちらが大切ですね。どちらの姓を名乗られても、息子さんは幸せになりますのでどうぞあまり心配されないことです。
苗字や字画、姓名判断などは、気にする必要はありません。
大事なのは「心のつながり」。
ご先祖さまを大切にする気持ちだけは忘れないでくださいね。
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