akane
2019/02/15
akane
2019/02/15
「ブラックホール」という言葉から、何を想像するだろうか。
銀河の中心には、必ずといってよいほどブラックホールがある。
しかも、その質量は非常に重く、太陽の質量の100万倍以上もある。
このようなブラックホールは “超大質量ブラックホール” と呼ばれているが、それは、私たちが住んでいる天の川銀河(銀河系)にもある。
その質量は、太陽の400万倍である。
では、そもそもなぜ、ほとんどの銀河の中心に超大質量ブラックホールがあるのか――。
ブラックホールはいつ生まれ、どのように育ち、どのような運命を辿るのか。
そして、宇宙はなぜブラックホールを造ったのか。
現代天文学が描く、宇宙の過去・現在・そして鮮烈の未来予想図。
1954年北海道生まれ。東北大学理学部卒業。 同大学院理学研究科天文学専攻博士課程修了。理学博士。 東京大学東京天文台助手などを経て、現在、放送大学教授。 専門は銀河天文学、観測的宇宙論。 すばる望遠鏡を用いた深宇宙探査で、128億光年彼方にある銀河の発見で当時の世界記録を樹立。 ハッブル宇宙望遠鏡の基幹プログラム「宇宙進化サーベイ」では宇宙の暗黒物質(ダークマター)の3次元地図を作成し、ダークマターによる銀河形成論を初めて観測的に立証した。 主な著書に『宇宙進化の謎』『新・天文学事典』(以上、講談社)、『天の川が消える日』(日本評論社)など多数。
株式会社光文社Copyright (C) Kobunsha Co., Ltd. All Rights Reserved.