写真家・作家
90年代から写真家としてのキャリアをスタートさせ、以後エディトリアル、コマーシャル、アートの分野を中心として活動。主な写真集として、2年間のバックパッカー時代の世界一周旅行記『ライドライドライド』、家族との日常を綴った愛しさと切なさに満ちた『もう家に帰ろう』、南米女性を現地で30人撮り下ろした太陽の輝きを感じさせる『肉』、沖縄の神々しい光と色をスピリチュアルに切り取った『あおあお』、高層ホテルの一室にヌードで佇む女性52人を撮った都市論的な,試みでもある『sketches of tokyo』、山岳写真とヌードを対比させる構成が新奇な『山と肌』など、一昨ごとに変わる表現法をスタイルとし、それによって写真を超えていこうとする試みは、アンチスタイルな全体写真家としてユニークな位置にいる。また小説家としても知られ著作に『誰も死なない恋愛小説』『ドライブ』がある。第34回講談社出版文化賞写真賞受賞
2021/06/24
『諏訪式。』亜紀書房 小倉恵美子/著 諏訪という土地は、ただならぬ、と常々感じていた折に、本書と出会った。 諏訪には、縄文の遺跡が多い。国宝を含む土偶や土器などの出土品の質と量などからも分かるように、国 […]
2021/04/22
『沖縄から貧困がなくならない本当の理由』光文社新書 樋口耕太郎/著 沖縄に住んで、十年が過ぎた。 つい、あっという間であると言いかけるが、振り返ると、どうにかこうにか、やれやれ、といった疲労感が少し滲む […]
2021/03/17
『宇宙に行きことは地球を知ること』光文社新書 野口聡一 矢野顕子/著 もし、宇宙飛行士になれたら、やはり地球を宇宙から眺めてみたいと、私は思うだろう。 もはや世界的な名宇宙飛行士と言ってい […]
2021/02/18
『時間とテクノロジー』光文社 佐々木俊尚/著 人はなぜ生きるのか? この問いは、人類の持つ生まれ出る悩みとして、面々と受け継がれてきたものと言えるだろう。 とても根源的な疑問であるのだが、 […]
2021/02/04
『トーキング・トゥ・ストレンジャーズ』光文社 マルコム・グラッドウェル/著 濱野大道/訳 社会派の濃密な群像劇映画を見終えたような読後感だった。 アメリカでは有名なノンフィクション作家で、国民的という意 […]
2021/01/21
『新型コロナはアートをどう変えるか』光文社 宮津大輔/著 「最も強いものが生き残るのではなく、最も賢いものが生き延びるのでもない。唯一生き残ることができるのは、変化できるものである」という適者 […]
2020/11/06
『高城式健康術55 医師が教えてくれない家庭の医学』光文社新書 高城剛/著 医師やマスメディアといった外部からの情報を鵜呑みにするのではなく、自分の体と対話しながら、生活の質を高めること。それが唯一、どん […]
2020/09/24
『Tokyo』光文社 森山大道/著 カメラを手にして街を歩く人ならば、遅かれ早かれ森山大道さんのスナップ写真に巡り合ってしまう。独学にしろ、人に習うにしろ、割とまじめにスナップ写真をやり始めると、他人の作品 […]
2020/08/24
『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争 』光文社新書 庭田杏珠×渡邉英徳(「記憶の解凍」プロジェクト)/著 戦前、戦中、戦後に撮影されたモノクローム写真に、AI(人工知能)によって色 […]
2020/08/18
『シャボテン幻想』ちくま学芸文庫 龍膽寺雄/著 コロナ禍の影響で、ネットでの買い物が増えた。と言いがちだが、実際は買い物自体が減ってしまい、すでにあるもので間に合ってしまうことばかりだ。 中で […]
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